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握ると云うこと・「釣り竿グリップ」

その他
長時間に亘る釣行に於いて、納竿した後竿を持つ手首に痛みが残る時が多々あり、プロもアマチュアもおしなべてそのような事を云う。何故かを考えてゆくと、竿の握り方に問題があると行き着く。
従来、魚が掛かった時のやりとりは竿尻を肘下に当て強い引きを凌ぐ事になるが、この時手首は不自然なかたちに捻りながら手の平と竿尻の2カ所で竿を保持する事となる。又、肘下に当たる部分の竿の断面形状は「円」の為、厳密に云えば「面」ではなく「点」である。その為竿尻が肘から外れた場合、手首だけで竿を支える事になる。これも手首を痛める要因のひとつとなる。
そこで、手首を捻ることなく、自然なかたちで握れ、且つ常にしっかりと肘に当てる事が出来るアームホルダーを備える事で手首に掛かる負担を軽減する「釣り竿グリップ」を提案します。
想えば、縄文人?が釣り竿を発明して以来、最低でも4千年もの間竿の握り方が変わっていません。
伝統工芸の和竿と、近代的発想のミスマッチが面白いかも知れません。

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