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名刺ケース「士」(サムライ)

その他
かつては日常会話の中でもごく自然と使われていた江戸の町人文化・洒落言葉。
「謎染め」「判じ絵」などと呼ばれる文様にも発展し、わかる人にしかわからない江戸の粋な洒落心が凝縮されています。
また、店の顔とも言える看板にも、例えば焼き芋屋には「十三里」=「九里四里( 栗(くり)より)うまい」などといった形で、「謎言葉」と呼ばれる洒落遊びがふんだんに使われました。

現代に働く人々にとっての個人の「看板」ともいえる名刺。これを洒落てみると...名(七)刺(四)とかけて、七+四=十一、つまり士(サムライ)。今回我々は、家名を大事にした江戸時代の士にならい、「名は体(鯛)を表す」、「名を上げる(昇陽)」、
「名を成す(茄子)」、「名に聞く(菊)」と、「名」にかけて立身出世を表す4つのことわざを名刺入れに隠してみました。
シルバーとゴールドをあしらい、東京彫金の職人芸でパリっと粋な仕上がりをイメージしています。

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